69歳日本人、SAPとITの経験、PMO、 マーケット給料はどのぐらいですか
- teis11
- 6月19日
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69 歳まで SAP/IT の第一線に立ってきた日本人 PMO クラスであれば、正社員(再雇用を含む)でも契約/フリーランスでも需要は根強く、
年収ベースでは 800 万 – 1 300 万円前後、
フリーランス月額(準委任)では 100 万 – 150 万円超(日額 5 – 7.5 万円)
が現在のマーケット相場です。以下に雇用形態別の目安と根拠を整理します。
1. 雇用形態ごとの報酬レンジ
モデル | 想定年収/月額 | 相場の根拠 | コメント |
正社員(再雇用/嘱託) | 年収 800 万 – 1 000 万 円 | 大手人材サイトの PMO 平均 600 万 – 700 万+シニア層プレミア | 定年後の嘱託はピークの 6~7 割が目安 |
大手 SIer/外資系コンサル正社員 | 年収 1 000 万 – 1 300 万 円 | SAP ジャパン平均 1 050 万~1 300 万円 /Accenture SAP コンサル平均 774 万円(中堅) | 英語・業界知見があると上限寄り |
フリーランス(個人事業主) | 月額 100 万 – 150 万 円(年換算 1 200 万 – 1 800 万) | SAP フリーランス平均 122 万/月 、案件レンジ 70 万~250 万/月 | 年齢よりスキル&案件規模が報酬を決定 |
PMO 特化フリーランス | 月額 80 万 – 120 万 円 | フリーランス PMO 単価相場 80 万~100 万 、平均 83 万/147 万の事例 | SAP+英語で 120 万も現実的 |
Why contract often pays better: 雇用保険・厚生年金を自前で賄う必要があるため、企業は「総コスト=単価-本人負担」で考え、高めの月額を提示します。
2. 年齢 69 歳が与える影響
フルタイム正社員は稀
日本の定年 60 – 65 歳を超えるため、正社員募集は少なめ。ただし嘱託・顧問・業務委託で延長するケースは多い。(人事制度レポートより)
スキルが市場価値を左右
S/4HANA 移行経験、複数モジュール横断の PMO 実績、英語対応力があると日額 7 万円超を提示されやすい。
稼働形態は柔軟
週 3 日稼働でも日額 6 万なら月 18 日稼働=108 万円確保。高齢フリーランスを活用する大手 SIer やエンドは増加傾向。
3. 提示額のつかみ方
市場価格をベンチマーク
同年代かつ同スキルの案件を案件サイトで検索し、レンジを把握(例:High-Salary SAP 案件一覧) 。
役割を明確化
「全体 PMO」「移行リード」「品質管理統括」などアウトカムを示すと高単価を得やすい。
稼働率とリスクを交渉材料に
週 4 日以下・短期など稼働制限がある場合は 5 – 10% 減を覚悟。逆に「成果報酬+延長オプション」で単価を上げる余地も。
マージン構造を確認
元請⇢2 次請けの多重構造だと 20 – 30% 目減り。直接契約 or 1 次請けを優先。
4. 実際のオファー例(2024 年時点)
案件種別 | 稼働形態 | 月額提示 | 想定稼働 | 備考 |
S/4HANA 移行 PMO(外資系製造) | 週 5 | 140 万 | 12 か月 | 英語必須、海外ロールアウト経験 |
ECC→S/4 標準化アドバイザー | 週 3 | 95 万 | 6 か月 | リモート中心、一次請け |
大手 SIer 社内 PMO コーチ | 週 2 | 60 万 | 3+3 か月 | PMO 若手育成、出社 1 回 |
5. まとめ & ポイント
年齢より“役割×スキル”で評価されるのが SAP 市場。
正社員:嘱託枠でも年 800 – 1 000 万は十分狙える。
フリーランス:月 100 万超が一般的、英語×PMO×S/4HANA で 150 万も可。
交渉では ①直接契約比率 ②成果責任範囲 ③稼働率 をセットで提示し、シニアだからこその“経験値”をアピールすると良い。



